男子寮座談会
TALK THEME 01三井物産の寮の特徴は?
- 平野
- 2020年3月に南砂寮が完成し、三井物産の男子寮は一つに統合されます。今は新葛西、中板橋、浦安、平和台の4寮体制でそれぞれ個性的なカルチャーを有していますが、まずは全体として三井物産の寮ってどんなところなのか、という点から話していきたいとと思います。
- 増野
- そうだね。やっぱり会社のカルチャーは寮に色濃く反映されているよね。よく「人」の三井と言われるように、個を尊重するのが大きいと思う。
- 原山
- それは二つのレベルで実感する。大きいレベルでは寮自体の自治。そして、小さいレベルでは一人ひとりの暮らし。
- 栗田
- 自治はすごく強い。いろんな企画を寮発信で行えるし、後で話題に出ると思うけど、建設が進められている南砂寮に関しても、実際に住むこのメンバーが主体になって運営体制から施設に関しても案を出していける。
- 有田
- 壁や床の色から、共有スペースの考え方や什器配置まで、こんなに決めさせてくれるんだって驚いた。
- 平野
- 新南砂寮に関しては後々話すとして、一人ひとりの暮らしという観点ではどう?
- 増野
- 一言で表すなら個性豊か。
- 有田
- 寮には色んな人がいていい、というのが根本にあるよね。僕は体育会出身なので寮は上下関係が厳しい組織的なものだと思っていたけど、その概念が三井物産の寮に入って覆された。大人と大人、個人と個人の関係。まずはお互いを尊重するところから始まるから、とても暮らしやすいんだと思う。
- 栗田
- そう思う。当然、寮にコミットしてみんなで色々やりたい人もいれば、コミットしたくない人もいる。コミットしたくない人が暮らしづらい寮もたくさんあると思うけど、三井物産の寮はそんなことはない。
- 原山
- だからといって、ドライで関係が希薄なわけでもない。もっと主体性というか、個人がベース。それぞれを尊重した上で、こんな楽しいことやるのだけどどう?とか、困っているなら一緒になんとかしようよ!という感じかな。言葉で表現するのは難しいけれど。
- 平野
- だからいいのだよね!
TALK THEME 02寮の雰囲気は?入寮のメリットは?
- 平野
- 現在の4寮のカルチャーが混ざっていくのが新南砂寮だと思います。今日は4寮で暮らす人が集まっているので、それぞれの雰囲気や寮だからこそのメリットも聞いていければと。
- 原山
- 平和台寮はとにかく先輩と後輩の距離が近いのが特徴!基本的には参加自由ですが、寮生や若手社員が自ら内容を企画し、手配を行う「寮ツアー」など、イベント時の一体感はこの上ないと思います。
- 増野
- 中板橋寮はいつも食堂に誰かいるというアットホームな寮。入寮して良かったなと思うのは刺激を受けることです。平日夜でも食堂で勉強している人がいるから、自分もやらなきゃという気持ちになる。現在、中板橋寮のブームは簿記二級の資格取得です(笑)。
- 有田
- 浦安もイベントに熱い寮です。一方で、普段の生活では寮へのコミットが強制されない快適な距離感。縦の関係では業務で関われない先輩と接する機会も多く、色んな刺激を受けています。先輩方の会社だけでなく、プライベートの姿を見ると商社パーソンとは何かを考えるきっかけにもなるし、業務時間内では知り得ない知識や経験談を聞けるのも大きい。
- 栗田
- 新葛西寮は「来るもの拒まず、去るもの追わず」な雰囲気(笑)。フリースペースに誰かが来れば、初めて会った寮生でも受け入れ会話が生まれるのがいいところ。
- 平野
- 僕も新葛西寮ですが、新入社員の頃は寮で良かったと毎日思っていました。学生と社会人は大きなギャップがあり、なかなか大変。その中で、何でも話せる仲間がいることは助かった。
- 栗田
- 寮の仲間って、同僚という側面ももちろんあるけど、それを超えた友達というか、もう家族みたいな関係。社会人になってこのような関係性をつくれるってすごく貴重で一生の財産になると思う。
- 有田
- それに、その関係が仕事にもつながってくる。今、三井物産では横断的な取り組みに注力しているけど、なかなか他の部署って知り合いがいなくて苦労する。でも、寮のつながりをたどれば、どんな人にもつながっていけるし、知らない人でも出身寮の話で盛り上がって関係を築ける。なんだか寮って暮らすことと同時に社会人の基盤をつくってくれる場でもあるなと最近思う。
TALK THEME 03新南砂寮の設備
とスペック
- 平野
- さて、ここからはこれを読む皆さんが入寮することになる新南砂寮について、ここに集まっている企画に携わったメンバーが本音で話していきます。まずは皆さんが気にする施設面からです。
- 栗田
- なんと言ってもDoor to Doorで会社まで25分という通勤時間は魅力。
- 増野
- 地上7階建て。一人ひとりの居室も今までの2割5分増しと大きくなるのも嬉しい。
- 原山
- 敷地も広く、庭も小さな公園ぐらい。休みの日とかは色々と活用できそう。
- 栗田
- 駐車場もついている。ここには今、カーシェアリング導入を検討してもらっています。
- 平野
- 寮の中身はどうかな?
- 有田
- 一つはco-workingスペース。私たちの要望で仕事できるようにモニター設置も考えてもらっているけど、ここはいい空間になるという自信がある。
- 平野
- テレワークで仕事できることも想定している。まさに新しい働き方の拠点に寮がなればいいと思う。
- 増野
- 次のポイントはキッチン。アイランドが一つ、調理台が二つある。
- 有田
- 料理対決できるし、極端な話、料理人を呼んできてのイベントも開催できる。
- 原山
- さらに、トレーニングルーム。ここは充実の設備。多分、今までの寮のどこにも負けないと思う。
- 栗田
- もう一つ忘れちゃいけないのは、食事。寮生活では欠かすことができないものだよ。夕食の提供も叶えてくれたし、寮は生活の起点だから健康を考えた栄養バランスへの配慮も嬉しい。さらに、なんと言っても、ものすごく美味しそう。
TALK THEME 04寮長が存在
しない新南砂寮
- 平野
- 今までは設備の話だったけど、充実の施設とともに中の仕組みも独自と思う。
- 原山
- うん。なんと言っても今まで各寮にいた寮長が存在しない。
- 有田
- 一人が統べないことで、自由な発想のもとにそれぞれがコミットできる形をつくりたかった。三井物産のいいところは自由闊達、それは活かしたかった。
- 栗田
- そう。新寮は280人と規模が大きいから、それを3つに区切ってそれぞれのフロア長のもとでみんな言いたいこと言えるコミュニティの規模にしたのだよね。
- 平野
- 1から3階、4、5階、6、7階と3つのコミュニティが併存している形。各フロアにある共有スペースをどうするかは完全にそれぞれの自由。まだ決まってないけど、それぞれどうしたいとか考えていることはありますか?
- 増野
- みんなが部屋から出てこられる共有スペースにしたいなと。まだ、決まってないけど芝生にして、みんながゴロゴロしてリラックスできるのが理想です。
- 原山
- そうだね。理想はハリーポッターの寮かな。それぞれ独自性があって、カラーがある。
- 有田
- それ、それ。
- 増野
- フロアごとの対抗戦とかもつくっていきたい?
- 平野
- そうだね。ただ全体として思うのは、誰でも快適に楽しく暮らせる寮にしたいということ。一緒に色んなことをやりたい人もいれば、一人で静かに過ごしたい人もいる。話したい時もあれば、一人になりたい時もあると思うから。
- 有田
- 釣りが好きな人も、アニメが好きな人も、クラフトビールが好きな人も、色んな人がいていいと思うし、それが三井物産。そして、その色んな人が何かで繋がれたり、時間を共有できたり、そんな寮にしたい。
- 栗田
- もちろん寮には経済的なメリットもあるけれど(笑)、でもそれだけじゃないものをつくりたい。これを読む皆さんが入りたいと思える寮にすることが一番だから。
- 原山
- そうだね。最後に私から皆さんへ一言。「新寮での生活、一緒に楽しみましょう」。