FUTURE PANELDISCUSSION

エネルギー分野

石油や天然ガス/LNG、石炭などの事業投資や物流取引を通じ、産業社会に不可欠なエネルギー資源の確保と安定した供給体制の確立を目指しています。
また、低炭素社会の実現に向け、新エネルギー事業や再生可能エネルギー事業などにも取り組んでいます。

現在も未来も、
世界のエネルギーを支え続ける。

  • 南野薫KAORU NANNOエネルギー第一本部 戦略企画室 兼
    エネルギー第二本部 戦略企画室
    2008年入社/経済学部 卒
  • 吉村しほりSHIHORI YOSHIMURAエネルギー第一本部 燃料部 一般炭営業室
    2011年入社/法学部 卒

現在の仕事は?かけがえのない出会いや経験がある。

吉村
まずは、自己紹介を兼ねて、現在担っているビジネスを話しますと、発電燃料用石炭、いわゆる一般炭のトレーディングを担当しています。インドネシア産石炭を中心に東南アジア諸国の需要家に販売しており、また一部、生産者向けオフテイクファイナンス(※)の組成・実行も担当しています。このように、私は営業の現場ですが南野さんは戦略企画室所属ですよね?
南野
はい。エネルギー第一・第二本部の戦略企画室に所属しています。両本部やエネルギーセグメント全体の戦略策定やレビュー、営業部の支援をしています。今はセグメント全体を俯瞰する仕事に取り組んでいますが、その土台にあるのは、入社以来携わってきた石油トレーディングや製油所事業の管理、新規事業開発の経験ですね。
吉村
発電用の原油や重油を扱っていた際、東日本大震災も経験されたそうですが。
南野
今でも忘れられません。震災直後から不足する電力を賄う為に急遽稼働し始めた石油火力発電所向けの燃料調達やタンカーやタンク等のロジスティクス手配に奔走しました。自分にできる貢献はこれだと思って、必死にやりましたね。エネルギーはライフラインであると、改めて実感した出来事でした。吉村さんは忘れられない仕事はありますか?
吉村
入社3年目のロンドン研修員時代から先輩と一緒に取り組んできたTempa Rossa油田開発事業です。オフィスの立ち上げに始まり、現場が更地だった頃からイタリアの現地スタッフと踏ん張ってきた大事な案件です。立派にオイルセンターが建った姿を見て、涙がにじみました。苦労ばかりでしたが、困難を共にし、一緒に汗を流したその時の仲間とは今でも深い絆で繋がっていますね。かけがえのない出会いと一生の関係がつくれる、本当に仕事って素敵だと思います。

※金融機関若しくはオフテイカーが生産者向けに実施するファイナンスにおいて特定のプロジェクトから生み出される商品の購入を定めたオフテイク契約(長期供給契約)を結んだもの。

エネルギー分野の強みと特徴は?上流から物流まで、
そして次世代事業にも。

吉村
石油や天然ガス、石炭、原子燃料をはじめ、木質ペレットやバイオ燃料、水素等の再生可能・新エネルギーまで、幅広い商品を取り扱っていることが特徴だと思いますが、この辺りは戦略企画室で俯瞰して事業を見ている南野さんの方が詳しいですよね(笑)?
南野
最近では電力トレーディングにも本格的に参加しています。三井物産は、資源分野、とりわけ上流分野が強いとよく言われますし、確かに石油・ガスの生産量・埋蔵量や天然ガスの液化能力は日本企業で有数の規模を誇っています。しかし、生産された原油やガスをしっかりと需要家に届ける物流にも軸足を置いていますし、需要家のニーズを掴むことが、将来を見据えた次世代事業への取組の足掛かりになっていると思います。
吉村
確かに上流開発から物流まで取り組んでいるからこそ、国内外にかかわらず、エネルギー分野で存在感を発揮できています。
南野
バリューチェーン全体に携わってきちんとキャッシュを生みながら、次世代に向けた取り組みを進められる、そこが三井物産のエネルギー分野の強みだと思います。

エネルギー分野における最先端の取り組みは?拡大する世界のエネルギー需要と
エネルギーミックスの変化に応える

南野
世界の一次エネルギー需要は引き続き拡大していく見通しですが、その一方で、エネルギーミックスが変化していく動きは見逃せません。太陽光、風力、バイオマス発電は欧州のみならず中国をはじめとしたアジア諸国でも急速に拡大しています。世界各国が化石燃料の依存低下を目指した政策を掲げています。
吉村
そうですね。需要の拡大とエネルギーミックスの変化は密接に連関しながら進んでいきます。従来型事業では、競争力を高めていかなければなりませんが、Digital Transformationは一つの可能性だと思います。エネルギー産業は裾野の広い産業なので、バリューチェーンにおける様々な局面でITを活用した効率化や価値最大化を図れる可能性が眠っていますし、三井物産の総合力を発揮できる機会だと思います。
南野
エネルギーミックスの変化には、技術革新や規制改革も関係してきます。三井物産では、バイオ技術を活用した燃料転換への取組や水素の実証実験への参加なども積極的に進めています。

エネルギー分野の可能性と未来は?従来ビジネスを基盤に
非化石燃料へのtransitionにも挑む。

南野
エネルギーは人々が生きていく上で絶対に必要なもの。そこで私たちは常に役割を果たしていきたいと思います。化石燃料はこれからも重要なエネルギー源であることに変わりはありませんが、非化石燃料への転換というニーズにもきちっと応えていかなければならないと考えています。
吉村
今後、エネルギー源のポートフォリオはどんどん変化していくと思います。その中で私たちが強みとなるのは、顧客との強力な関係です。長年の取引を通じて顧客と培った信頼関係をベースに、従来型のみならず、再生・新エネルギーのニーズにも柔軟に応えていく、各顧客に最適な解決策を提供できる存在でありたいと思います。三井物産にはそれを実現できるリソースもリレーションもあります。
南野
環境変化はリスクと同時にチャンスでもあります。将来性とリスクを見極めたうえで、社会に必要だと信じるものを進めていかなければならないと思っています。
吉村
そうですね。最後に学生の皆さんにメッセージを送りませんか?
南野
はい。三井物産のフィールドは広大です。各分野にプロフェッショナルがいて、自由闊達に議論できる。風通しがよく、やるべきだと思ったことは説得できればやらせてもらえる環境だと思います。
吉村
魅力あふれる世界中の仲間と一緒に挑んでいけるのは非常にエキサイティング。エネルギーはスケールが大きく、トレードひとつでも、とてもダイナミック。若手でも活躍でき、「挑戦してみろ、骨は拾ってやる」という上司がいる三井物産だからこそできることがあります。面白い仕事をしたい、世界を相手に何かをしたい、生きがいを持って歩んでいきたい、そんな方はぜひお待ちしています。