機械・インフラ分野における最先端の取り組みは?宇宙、自動車、鉄道・・・無数の挑戦。
- 寺木
- まず挙げられるのは、従来、国や公的機関主導で開発が進められてきた宇宙空間にスタートアップ企業を含む民間企業が参入しており、当社としてもJAXAより国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出サービスの事業者として選定されました。他本部でも宇宙衛星事業に取り組んでおり、成長が期待される宇宙関連事業においても当社らしいビジネスを展開していきたいと関係者間で構想しています。
- 大橋
- モビリティですと、「CASE(※)」が象徴する革新技術をベースにクルマは「所有から利用」へと変化し、従来の自動車販売モデルからサービス化が進展していくと考え、シンガポールにてカーシェア事業の経営に参画しました。欧州では電動バス製造会社やEV開発に欠かせない電池パックの製造会社に相次ぎ出資した他、チリでは昨年、現地最大手のオペレーティングリース・レンタル事業会社に出資参画するなど、先端分野での取り組みを世界中で拡大しています。
- 寺木
- 鉄道関係でも様々な挑戦を行っているよね?
- 大橋
- 海外での駅事業開拓を見据え、アトレ初の海外事業となる台湾アトレを共同で開業させた他、英国やブラジルでの旅客鉄道事業を通じて得た「場」や利用者との接点と顧客データを活用した新たなモビリティサービスにも取り組んでいます。
- 寺木
- 建設機械、鉱山機械関係では機械のデジタル化や自動化が急速に進展しており、そこにも取り組んでいるよね?
- 大橋
- はい。鉱山操業や建設現場のデジタル化を進めていくため、豪州で建機の半自動運転化を進める事業会社へも出資参画しました。
- 寺木
- 今、挙がったのはあくまで一例。当分野ではこれからを見据え、今この時も様々な領域で挑戦が繰り広げられています。
※Connected, Autonomous, Shared, Electricの略。
自動車を中心とするモビリティ分野の変革を象徴するキーワード。