MITSUI & CO. RECRUIT三井物産 採用ポータルサイト

社員を知る

幅広く事業創造できるダイナミズムが魅力

プラント業界での海外経験に“挑戦する姿勢”を掛けあわせ顧客に刺さる姿勢に学び

三井物産では新しい価値を生み出していくため、積極的にキャリア採用を推進し、多様な経験やバックグラウンドを活かしてもらいながらともに事業創造に取り組んでいます。入社後の業務内容や今後のキャリアイメージについて、キャリア採用で入社した方々の経験談を紹介します。

橋本 憲人

Kento Hashimoto

ベーシックマテリアルズ本部
メタノール・アンモニア事業部
クリーンアンモニア事業開発室室長補

2008年東京大学大学院農学生命科学研究科卒業、大手エンジニアリング会社に入社。国際プロジェクト本部でプロジェクトエンジニアとしてEPCマネジメントに従事。その間に約2年、サウジアラビアの現地法人に出向し、多国籍チームでのプロジェクトマネジメントも経験した。2016年に三井物産に転職し、ニュートリション・アグリカルチャー本部事業開発部で米国生物農薬製造会社の買収など化学品領域の投資案件に携わった。2020年にベーシックマテリアルズ本部メタノール・アンモニア事業部低炭素ケミカルソリューション室に異動、主に米国でのメタノール製造アセットの事業管理などを担った。2021年から現職。1男2女の父親でもある。

大手エンジニアリング会社でのプロジェクトマネジメントや事業投資の経験を経て、2016年に三井物産に転職した橋本憲人さん。現在は、ベーシックマテリアルズ本部のクリーンアンモニア事業開発室長補佐として、脱炭素社会に向けたサプライチェーン構築に取り組んでいます。かつて描いていた夢を実現して、経験を重ねる橋本さんは「キャリアも拓け、人間としても大きく成長できた」と充実感を持って語ります。

経営への関心高まり転職、米国パートナーとの交渉をリード

「海外での大きなプロジェクトや経営に携わりたい」という希望を持っていた橋本さん。新卒で入社した前職ではEPC(Engineering, Procurement and Construction、設計・調達・工事の一括請負)事業のプロジェクトマネジメントに携わり、サウジアラビアで多国籍チームを率いて事業を推進する機会にも恵まれました。その後、事業投資や経営企画にも携わった結果、経営への関心がより高まり三井物産へ転職を決めたといいます。
三井物産に入社後、まず配属されたのはニュートリション・アグリカルチャー本部の事業開発部でした。三井物産の保有する多岐にわたる化学商品、その商品に基づく顧客ネットワークを駆使して事業投資を企画しました。
2020年に現在のベーシックマテリアルズ本部に異動。本部内異動を経て現在扱うのは、燃やしてもCO2が発生しないことなどから次世代エネルギーとして注目されるアンモニア。石炭火力発電の燃料に代替しうるクリーンなアンモニアのサプライチェーン構築というミッションに取り組んでいます。
橋本さんはプロジェクトマネージャーとして、世界最大のアンモニア生産量を誇る米国
CF Industries社とともに戦略立案や合弁会社設立に向けた契約交渉に携わっています。プロジェクトに携わるチームは米国現地法人や他本部のメンバーら約10人で構成されており、「社内での議論をリードしたり、パートナーと事業像を描いていったりと濃い経験に恵まれている」と話します。

クリーンアンモニア事業開発室が構築に向けて取り組むサプライチェーンのイメージ

多様なバックグラウンド、協働して「知的化学反応」

前職では、確固としたエンジニアリング技術に基づいた事業投資を経験してきた橋本さん。一方で三井物産については「幅広い情報とお客さんからのアイディアを掛け合わせることで、殻を打ち破った事業を幅広く創造できるダイナミズムがある」とその魅力を語ります。
前職でのキャリアが三井物産でも活かせた点として、化学品領域の知識・スキルはもちろんあったといいます。何よりさらに役立ったのは、海外プロジェクトにおける多国籍チームのように、全体の課題と自身の役割を定義し、チームと協働しながら貢献しようとする姿勢そのものだったと振り返ります。
また、橋本さんを受け入れたチームの人々との協働でも「知的化学反応」が起きたと感じています。ベーシックマテリアルズ本部やニュートリション・アグリカルチャー本部 には各領域での様々な経験や知識を持つ多様な 人がおり、化学品に関する商品知識がなくともプロジェクトにどう取り組むかや顧客にどう刺さりこんでいくかといった彼らの姿勢は橋本さんのそれとも共通しており、「非常に勉強になり、新鮮なヒントを得られた」と語ります。

米国CF Industriesとジョイントベンチャー組成に向けた協議を開始する時に見学したルイジアナ州のプラントで

価値を創造するため、失敗を失敗と定義しない文化

橋本さんは三井物産の企業風土を「失敗を失敗と定義せずに、諦めずに取り組む文化」と捉えます。それはつまり、社会に価値をもたらすために、常に前を向いているということ。そうした土壌もあり、キャリア採用であることをマイナスに感じたことはないといいます。
「そもそも社内異動が多く、誰もが挑戦している環境。知らないことはキャッチアップすればいいだけ。大切なのはそこからどう価値を生み出していけるかです」。
議論する際も経験や年次という立場より、意見そのものの価値に重きが置かれていると実感するといいます。そして「中途入社であってもすぐに遠慮せずに意見ができる、打ち解けた雰囲気をつくれるメンバーがたくさんいる」と話します。

出張で訪れた米ルイジアナ州ニューオーリンズで

経験したことのない領域への挑戦「よりよい貢献を」

「海外の大きなプロジェクトに携わる」というかつての夢を実現し、着実に経験を重ねている橋本さん。今後のキャリアについては、「合弁会社での経営など経験したことのないポジションや領域に挑戦したい」と話します。さらに先の将来については「きっと見える景色が変わり、より貢献ができるのでは」と希望を語ります。
プライベートではここ数年で第2子、第3子が誕生。チーム同僚のサポートのおかげで、重要な局面のみの出張で対応できるような働き方が実現し、家庭との両立ができているそうです。思う存分力を発揮することができる現在の環境に「ワークライフバランスの面でのサポートに大変感謝している」と話します。
橋本さんはキャリア入社を検討している人に対し「多様なビジネスフィールドが広がり、社会的な意義も影響力も大きい仕事をすることができます。自由闊達な意見交換・建設的な議論を好む文化があり、チーム一丸となって取り組む土壌があります。個人としてのエッジも立てながらチームに貢献し、大きな仕事を追求したい方は、ぜひ臆せず飛び込んでください」と呼びかけています。

※インタビュー動画は2018年5月に撮影されたものです。

社員を知る