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新人事制度概要
新・人事制度について
三井物産株式会社は、2024年7月1日より新たな人事制度を導入します。制度改定に至った背景や主要なポイントについて動画で紹介します。環境変化
国際情勢の変化、気候変動といった環境変化、多様性と個別性を追求する消費行動や社会ニーズの変化、DX・GXといった科学・技術の進化への対応等、三井物産を取り巻く経営環境は急速かつ激しい変化に直面しています。 社会課題の複雑化や不確実性が高まる経営環境において、多様な経験・能力・価値観を持った強い”個”の力を集結することによって、三井物産はその変化に対応していきたいと考えています。 また、キャリア観も多様になり、自分らしいキャリアを主体的に描いていきたいという「自律的キャリア形成」を実現しようとする社員が増えています。社員一人ひとりが幅広い選択肢の中から中長期のキャリアプランを描き、必要な能力を磨き、その能力を発揮し活躍し続けることができる。そのような環境の整備を進めていきたいと三井物産は考えています。人事制度改定の流れ
三井物産では、リモートワーク制度やフレックスタイム制度等の施策を導入するなど、社員がライフステージに応じて限られた時間の中でより高い成果を上げられるよう、柔軟な選択肢を拡充してきました。 一方、三井物産の人事制度そのものに関しては、主に事業開発を主導する「担当職」と主にビジネスプロセスを担う「業務職」という二つの枠組みが外形として残っておりました。いずれの枠組みで入社するかによってアサインされる業務の内容や転勤の有無、結果としての処遇等が固定的に決まっていました。これまでの枠組み
担当職 | 業務職 | |
---|---|---|
主な業務内容 | 主に事業開発を主導 | 主にビジネスプロセスを担う |
転勤の有無 | ⚪︎ | × |
これまで、様々な人事制度の部分的改定を通じて多数の施策を導入してきたものの、一人ひとりが更に高いレベルで能力を発揮するためには、「担当職」と「業務職」という枠組みがあることによる課題を解決することが不可欠であると考え、今回の新しい人事制度の導入にいたりました。
新・人事制度の方向性
ポイント1
「担当職」「業務職」という枠組みの見直し

ポイント2
職務グループの新設
事業本部 | コーポレート | ||
---|---|---|---|
Business Development(BD) | Business Intelligence(BI) | Corporate Excellence (CE) | |
定義 | フロントとして、多岐にわたる当社事業を最前線で遂行。 | ミドルオフィス業務を通じ、当社連結グループ経営を支える。 | 高い専門性を発揮しながらコーポレート機能を担う。 |
業務例 (一部) |
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ポイント3
転勤可否の選択
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- 勤務 場所
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勤務地の限定なし(転勤あり)
勤務場所は採用地に関わらず設定。 ※Globalは国内だけではなく海外の事業所、出向先も含め、勤務地を設定
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- 勤務 場所
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勤務地の限定あり(転勤なし)
勤務場所は採用地を基準に設定。 ※本店採用のRegionalは本店及び本店通勤圏内の出向先が勤務地
ポイント4
報酬体系
キャリアパスイメージ
- Business Intelligence
- Business Development
- Corporate Excellence

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学生時代「インフラを通じて新興国の社会的基盤をつくり、その土地で暮らす人々の生活を支えたい」という想いをもって、総合商社へ
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bd入社1~3年目初期配属でプロジェクト本部へ。主にアジア諸国のインフラ開発に携わる。既存事業の管理を行い財務会計の知見を習得する一方で、新規案件開発にも従事。
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bd入社4~6年目インドネシアでコンテナターミナル事業を担う関係会社へ出向。パートナーとの関係を構築し、経営企画の立場から、日々様々な課題解決を図りながら、事業経営に携わる。
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ce入社6~7年目人事総務部採用企画室にて採用業務に従事。駐在中に3大経営資源である「ヒト(人・組織)」の重要性や人材育成の重要性を感じたことがきっかけ。
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今後経験してみたいこと引き続きコーポレート目線での仕事に携わりつつ、今後は戦略企画の業務にも挑戦して、各国でのインフラ事業の事業経営プロフェッショナルとしてのキャリアを極めていきたい。

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学生時代部活動の経験で、多様な人とチームを組んで、新しいことに挑戦し実現するという「達成感」を味わい、この経験を活かしたいと思って、総合商社へ。
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bi入社1~2年目初期配属で鉄鋼製品本部企画業務室へ。 鉄鋼・金属資源業界のマーケットリサーチ・分析を担当。
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bd入社3~5年目鉄鋼製品本部子会社へ出向。油井管(石油や天然ガスを生産、開発する現場で使う鋼管)を中心とした全世界向けトレーディング業務に従事。
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bd入社6~7年目部門研修員としてメキシコへ。半年間語学学校でスペイン語を学び、その後1年半は支店でトレーディング業務に従事。
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今後経験してみたいこと事業管理や事業投資業務に携わり、ビジネスパーソンとして視野や知見に拡がりを持たせたいという思いがある。

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学生時代「どんな人と働けるか」を重視して就職活動を行う。OB/OG訪問で出会った社員が真摯に学生と対峙する姿に感銘を受け当社を志望するきっかけに。
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bi入社1~2年目モビリティ第一本部へ初期配属。海外投資先の業績管理を担当。投資先からの決算報告を精査し、分析レポートを作成・発信。DX研修に積極的に参加してスキル習得。
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bi入社3~5年目本部のDXチームに所属し、DXを活用した業務プロセス改善に積極的に取り組む。4年目にはチームリーダーにアサインされ、ITベンダーと協働しながら業務効率化プロジェクトを推進し、リーダーシップを発揮。
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bd入社6~7年目本部内の建設機械の担当部署へ異動し、新規事業開拓を担当。DXチームでの経験を活用し、建設業界でのDX新規事業の立ち上げに尽力。
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今後経験してみたいことDXを自身の強みとしてキャリアを築いていきたい。また、将来的には海外駐在も経験してみたい。

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学生時代大学で経済学を学び、専門性を活かしながら、将来はグローバルで活躍するCFOとして事業経営に携わっていきたいという想いがあって総合商社へ。
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ce入社1~3年目初期配属でCFO部門のリスクマネジメント部へ。エネルギーセグメント担当として、LNG等の相場商品の市場リスク分析を行い、事業部と協働して適切なリスク管理を実施。
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ce入社4~5年目フィナンシャルマネジメント部へ異動。同部は「事業を問い、価値向上の提案を行う」機能を担う。エネルギー・トレーディングの営業支援、投資案件の戦略立案・推進を担当。
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bi入社6~7年目事業本部の在米関係会社へ出向。決算、リスク管理等の業務に限らず、新工場建設の資金調達・コスト管理・内部統制・システム導入等を推進。
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今後経験してみたいこと引き続きCFOプロフェッショナルとしてのキャリアを深化させていきたい。「エネルギー」分野の経験が以来携わってきたので、違う事業領域に携わってみたいという想いがある。
最後に
新・人事制度を通じて、社員一人ひとりがキャリアの壁や天井を感じることなく、お互いの多様性を尊重し、受け入れ、高めあう環境のもとで、広いフィールドにおいて自分の成し遂げたいキャリアを実現することを可能にしていきます。そして、三井物産は、高付加価値を生み続けることのできる“強い会社”を目指していきます。よくある質問
業務職の業務はなくなるのですか。
いえ、なくなりません。業務の高度化により、担当職・業務職が担う業務はどちらも当社の基幹業務として整理され、より一層のプロフェッショナリティが求められます。
転勤可否(GlobalとRegional)はいつ選択できますか。
内定後に、入社に向けたプロセスの中で希望を提出いただきます。
GlobalとRegionalで基本給が異なるということですが、どの程度の賃金差が設定されているのでしょうか?
社員のランクに応じ、Globalの基本給がRegionalと比較し、最大で10%程度高く設定されております。
職務グループの移行はどのようなプロセスで行われますか?
各現場のニーズと本人の志向・適性を踏まえ、上司と社員の摺合せを経て、職務グループの移行は決定します。
Global/Regionalはどのようなプロセスで変更できますか?
原則として3年毎に転勤可否の変更が可能になります。
すべての職務グループを経験する必要があるのでしょうか?
会社として決められたキャリアパスを推奨することはありません。複数の職務グループを経験するキャリアパスもあれば、一つの職務グループを深掘りするキャリアパスもあり得ると考えています。
事業本部はBD/BIと分け、コーポレートはCEとして担当職・業務職を一本化した理由は何でしょうか?
事業本部はフロント(BD)とミドル(BI)で職務グループを分けています。コーポレート部門については、業務の性質がフロントとミドル・バックに二分されない為、CEという一つの職務グループに集約されています。
新人事制度導入後も、海外派遣制度は継続されますか?
Global社員・Regional社員それぞれを対象にした海外派遣制度を実施します。
従来の業務職海外派遣制度に代わり、Regional社員海外派遣制度が導入されます。
従来の業務職海外派遣制度に代わり、Regional社員海外派遣制度が導入されます。
BIの具体的な業務はなんでしょうか?
トレーディング部署における物流アドミニストレーター業務、投資部署における事業管理業務、企画業務室などにおけるマーケット分析・本部総括業務などが該当します。