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ビジネスの最前線で世界に触れ、自分を知る。ゼロからイチを創り出す。

ビジネスの最前線で世界に触れ、自分を知る。
ゼロからイチを創り出す。

大西 舞美

Mami ONISHI

コーポレートディベロップメント本部
金融事業部

前職の不動産デベロッパーを経て、2022年中途入社。不動産事業部で一年経験を経て、金融事業部に異動、三井物産リアルティ・マネジメント株式会社に出向。現在はデータセンターに特化したファンドのアセットマネジメント業務に従事。

中学卒業後に単身アメリカへ渡り、言葉も文化も違う世界の中で自分を試した大西さん。英語を学ぶことから始まった「選択肢を広げる旅」は、やがて不動産というフィールドに出会い、さらにデータセンターという未知の領域へと続いていきます。常に前例のない挑戦に身を置きながらも、自分を信じて一歩を踏み出す。その姿勢がもたらした、大西さんのキャリアをお聞きしました。

Mami’s Story

Mami’s Story

たくさんの出会いの中で、
いつも自分らしくありたい。
とにかく一歩、前にでる。
どんな小さなひとつだって、見逃さない。
一番理解している人になる。
毎日、明日の私に、わくわくする。
挑むたび、人生がいっそう面白くなる。

“This is a pen”からの跳躍。
やり切るまで、日本には帰らない。

中学2年で参加した海外でのサマースクールが、私の人生の大きな分岐点でした。世界中から集まった同年代の子どもたちは既に流暢に英語を話すのに対し、私は“This is a pen”から学び始めたばかり。伝えたいことが伝わらない、うまく友達をつくれない状況でした。その悔しさが強烈に残り、「もっと喋れたらもっと楽しかったはず」と胸の内で反芻したことが「英語を身につけて将来の選択肢を広げたい」という意志へとつながっていきました。
通っていた中高一貫校は、士業を目指す友人が多く、その中で「海外」や「英語」に強く関心を持つ人は多くはありませんでした。しかし、サマースクールでの悔しさをそのままにしておくことはできず、高校から単身での渡米を決意しました。

マサチューセッツ州ボストン近郊の高校に通い始めましたが、宿題の指示すら理解できないところからスタートし、ただ必死に食らいつく毎日でした。「なりたい自分に近づくまでは帰国しない」と覚悟を決め、高校卒業後は多文化が入り混じるオレゴン州ポートランドの大学に進学、さらに大学では1年間のドイツ留学も経験しました。
こうして7年間を経て、ようやく「やり切った」と実感しました。得られたのは単なる“外国語を操る力”ではなく、 “異なる文化や価値観を理解し、視野を広げる力”。そして“未踏の領域に乗り込んで、成長を希求する生き方”そのものが私の軸になり、日本に帰国してからも人生を貫いていくこととなりました。

不動産を俯瞰で捉えた時、
次の挑戦が見えてきた。

一社目に入ったのは不動産デベロッパーでした。担当は国内のオフィス事業で、リノベーションからテナント様向けイベントの企画まで様々な業務を経験しました。一番苦戦したのは賃料の値上げ交渉でしたが、担当物件の魅力を深くまで理解し、テナント様の生の声を聞いてサービスに反映することを繰り返していくと、「これだけの価値があるから、この値段なのだ」という説明に説得力が出てくるんですよね。そんな自信とやりがいを与えてくれた前職でしたが、仕事が軌道に乗ると次のフィールドにも挑戦したくなってきて、「もう少し広く、俯瞰的に不動産に関わってみることで、より成長できるかもしれない」という想いから転職活動を開始し、三井物産の不動産事業部に入社しました。

転職後は本店の主管室に配属され、海外子会社のレポーティングや事業報告業務といった、前職とは大きく性質の異なる広い視点で事業全体を把握しながら情報をまとめていく仕事を任されました。最初の一年は環境の違いに驚きつつも、自分なりに価値を生み出そうと目の前の仕事に懸命に向き合いました。
その後上司と業務の振り返りを重ねる中で、「金融事業部に挑戦してみてはどうだろうか」と提案を受けました。金融という領域は不動産と結びつきが深く、ずっと興味はあったものの今まで触れる機会のなかった領域でした。尚且つ前職ではなく三井物産だからこそ取り組むチャンスのある仕事でもあると感じ「トライすることでまた新しい世界がひらくかもしれない」という思いで、ありがたく異動を希望しました。

前例のない世界では、調べ尽くし、聞き尽くし、
「納得したか」が基準になる。

金融事業部での仕事はデータセンターに特化したファンドのアセットマネジメントでした。データセンターというのは通信に必要なサーバーやストレージなどのIT機器と、電源、冷却装置などを含んだ施設全体を指します。これからの社会に欠かせない重要なデジタルインフラであり、投資先としての需要が高まっていることから、当社でもデータセンターの開発案件を投資商品としたアセットマネジメント業務を行っておりました。
前職で培った契約書や図面の読み込みのスキルなどは積極的に活かすことができましたが、データセンターやアセットマネジメント業務に関しては全くの素人。ゼロから勉強し、安定して成果が出せるようになってくると、「自分もいつか先輩方のようにプロジェクトをゼロから立ち上げてみたい」と思うようになりました。
そんな矢先、稼働型データセンターのファンドの組成、つまり「既に第三者が開発して運営されているデータセンターを設備ごと買い付けて、新規ファンドを立ち上げる」という、当社でも国内でも前例のないプロジェクトが動き出しました。メンバーとして声がかかった瞬間、ぜひやりたいです!と即答し、デューデリジェンス(DD)担当者として出向し、買収対象であるハイパースケールデータセンターの調査業務に乗り出しました。

稼働型データセンターのDDの難しさは、それが「自分たちの開発したものではないからリスクの内実が見えづらい」ことに尽きます。もちろん弁護士や税理士、鑑定士の先生方による専門家によるDDも並行して行いますが、あくまでも責任者は自分。全ての懸念がクリアになるよう、対象となるデータセンターの運営記録を隅から隅まで読み込んでは、過去にその物件で何が起きていたのかというところを逐一先方に確認しました。自分で判断ができないことは第三者に相談もしました。私は洋服一つ買うにしても、価格や品質を吟味する性分です。だからこそ、巨額の、しかも投資いただくものとなれば尚更厳しく精査しなければ気が済まない。どこまで考えても「見落としがあるのではないか」と常に緊張し、しかし同時に誰も手がけたことのない「ゼロからイチ」を作っていることにとてもワクワクしました。
前例がないということは、「どこまでDDすれば安全か」という準拠基準もないということ。もはや最後は「私が納得したか」が重要になります。曖昧なところを一つも残さず、全てに「確認済みです」「大丈夫です」と胸を張って言えるよう細かいところまで詰めに詰め、2025年3月、ついに資産の取得が完了しました。

自分の「強み」を実感した三井物産で、
今度は自分の領域を確立したい。

前例のない案件をここまで進めてくる中で、心強かったのは仲間の存在です。本社の方、出向先のプロパーの方、同じ出向者の方。誰一人メンバーが欠けても進まなかったプロジェクトだと心から感じます。それぞれが自分に期待されている部分で最大限に能力を発揮し、どこにも穴がないように埋めていく。この一体感とチームワークこそ、未知に挑む三井物産の強さだと感じています。
現在は、取得したデータセンターの開発を担当されたオペレーターからこれから運営を担っていただく新しいオペレーターに引き継ぐ承継業務を行っています。データセンターは「オペレーショナルアセット」と呼ばれ、ホテルなどと同様、運営者の手腕によって収益が大きく変動する性質があります。ゆえにオペレーターの承継と育成がプロジェクトの今後の成否を分かつと言っても過言ではありません。こうした仕事も国内での前例は殆どなく、どう運営するのがベストなのか、オペレーションのプロ同士でも意見が分かれる領域で頭を悩ませることもありますが、そのたびに先輩と「やり遂げたら日本初だからね!」と自分たちを奮い立たせています。

転職と異動を経て、改めて私は現場で直接お客さまや現場と接しながら進めていく仕事で最も力が発揮でき、何より心が動くということに気が付きました。「やりたい」を思い切り解放し、貪欲に未知の領域を開拓できたこの数年があったからこそ気づくことのできた強みだったのではないかと思います。
15歳で海を渡ってから今まで、私はずっと“選択肢を広げる”“自分に合うものを探す”旅を続けてきました。ここから先は、強みを軸に、“自分の領域を確立する”時期に入っていきたいと思います。答えのない局面でも、前例のない挑戦でも、「大西だからお願いしたい」と求めていただける存在になる。その目標に挑みながら、これからもフロントに立ち、三井物産に次々と新しい「ゼロからイチ」を生み出していきたいと思っています。

新・人事制度について:社員一人ひとりが幅広い選択肢の中から中長期のキャリアプランを描き、必要な能力を磨き、その能力を発揮し活躍し続けることができます。

もっと、面白く。彼女たちの挑戦の源泉とは。

3名の女性社員の人生観・仕事への想いに迫る
インタビュー

  • 攻めの姿勢で道を拓く。
    「日本一のチームワーク」で
    世界を動かす挑戦を。

    ベーシックマテリアルズ本部 メタノール・アンモニア事業部
    クリーンアンモニア事業開発室
    大橋 知佳
  • 会社の基盤を支える使命。
    「面白そう」を追うほどに
    専門性は大きく育つ。

    経理部決算統括室兼
    サステナビリティ経営推進部データマネジメント室
    安田 真由子

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