デジタル分野の新技術を社会へ
「やりたい」という気持ちが
イノベーションの原動力になる
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伊藤 友貴
Tomoki ITO
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2020年入社
大学での研究成果を
社会に還元していきたい
10代でデータサイエンスに興味をもち、大学時代はコンピューターの自然言語処理に関する研究に取り組んでいましたが、日々の研究成果から得られる知見は、社会で活用されてこそ価値が増すというのが私の信念です。そのため、研究を通じて獲得した新しい手法を、社会実装まで実現できる企業で働きたいと考えていました。三井物産は長い歴史がある企業です。一方で、デジタル分野ではまだまだ伸び代があるのではないか。デジタル総合戦略部であれば、大学で磨いてきたスキルを活かして社会に貢献できるのではないかという期待感から当社への入社を決めました。
最先端技術の調査・検証から
新規プロジェクトの立ち上げまで
デジタル総合戦略部デジタルテクノロジー戦略室の主なミッションは二つあります。第一に、最先端技術の調査・研究を行うR&D領域。そして、新技術を活用した新規事業の立ち上げです。日本国内にとどまらず、海外の支店と情報交換しながら進める案件もあります。私はシンガポールの関係会社と協業しており、先日も現地を訪れるなど、グローバルに働けるのも魅力です。また、学生時代から積み重ねてきた研究領域も業務には含まれます。自然言語処理を活用した研究開発で、社会実装を鋭意目指しています。テクノロジーを活用することでさまざまな業務を効率化し、仕事の生産性を上げるのが目標です。
ゼロからのスタートを経験し
社会実装に向けたスキルの幅が広がった
大学ではリサーチャーとしてのスキルを磨くことができましたが、入社してからは社会実装に向けてのスキルの幅が広がりました。自ら発案したプロジェクトは、企画提案からビジネスモデルの組み立て、業務コンサルといった領域まで一人で行う必要があります。初めての挑戦だらけで「走りながら考える」スタンスが求められることも。プレッシャーがなかったといえば嘘になりますが、自分が本当にやりたい仕事であれば苦にはならなかった。これは、挑戦したからこそ得られた視座です。「やりたい」と声をあげることで、少しずつ協力者が増え、部署の垣根を超えた連携が得られるようになったのも、変化の一つと言えるでしょう。
プロジェクトを事業化し
将来はユニコーン企業を立ち上げたい
まずは、今手がけているプロジェクトを、一年後を目処に事業化したいですね。三井物産には事業化に成功した事例がたくさんありますし、後押ししてくれる人も仕組みもあります。ゆくゆくはユニコーン企業を立ち上げたいという新たな野望も芽生えました。私が所属するチームには、明確なビジョンを掲げ、達成に向けて何でもやるというチャレンジ精神旺盛な方が多いです。技術畑出身だとしても、セールスから論文をベースとした技術調査まで全て自分一人でやり遂げる先輩方の姿を見ると、次に続きたいという気持ちが膨らみます。社員一人ひとりが「個」として、熱意を持って仕事に取り組み、「個」が会社を動かしていく。これも三井物産ならではの特長かもしれません。
キャリア
- 2020年4月
- 入社(理系院卒・博士課程修了)
デジタル総合戦略部デジタルテクノロジー戦略室へ配属
自然言語処理及びAIに関する調査・検証(R&D)及び技術起点での新規事業の企画・推進を主に担当
とある平日のスケジュール
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7:30出社 → こまつなスムージーを飲みながら気になった論文を読む
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9:00デスクワーク → 技術パートナーへの説明資料等を準備
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12:00休憩 → 皇居 RUN で気分すっきり!
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13:00打合せ → 社外との打合せ
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14:00打合せ → 上司と営業資料を確認
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15:00デスクワーク → 技術調査、論文の再現実装やその実案件への適用等を検討
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19:00退社
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20:00自主勉強(先端技術のキャッチアップ等を実施)
- 個人作業
- 打ち合わせなど
- 退社
週末のアクティビティ
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論文を読んだり書いたり
週末はLearn or Die の精神で論文を読んだり書いたりしております。写真は私が投稿した記事が掲載されている論文誌の表紙となります。
アカデミア界への還元の為、査読依頼もできる限り引き受けるようにしております。 -
アイディア創出のためにはインスピレーションも大事!
時には水族館のようなクリエイティブな空間でインスピレーションを得ます。
(写真は部の有志で参加した仙台うみの杜水族館イベントでの一枚)