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世界でチャレンジしたい人に最適な環境

金融機関で得たスキル、転職後も事業の核心に 戦略策定の経験加わり視点が広がった

三井物産では新しい価値を生み出していくため、積極的にキャリア採用を推進し、多様な経験やバックグラウンドを活かしてもらいながらともに事業創造に取り組んでいます。入社後の業務内容や今後のキャリアイメージについて、キャリア採用で入社した方々の経験談を紹介します。

土肥 美弥子

Miyako Dohi

サステナビリティ経営推進部企画室

2010年、慶應義塾大学経済学部卒業。在学中の2008年に仏ニース大学で1年間の交換留学を経験。2010年にルノー財団奨学金プログラムにより仏パリ第一大学・第九大学大学院経営管理学科へ入学。仏ルノー購買部で半年間のインターンを経てMBAを取得し、2011年に卒業した。同年、政府系金融機関入行。石油・石油化学などの企業・プロジェクトの審査やベトナム電力案件の営業を担当した。2015年、三井物産へ入社。機械・輸送システム本部にて、航空機リース事業の営業に従事。2019年、モビリティ第二本部戦略企画室へ異動し、企画業務や船舶保有子会社の事業管理、舶用新燃料分野の事業開発に携わった。2023年から現職。

政策金融機関で4年間勤務した後、仕事への「手触り感」を求めて三井物産へ転職した土肥美弥子さん。入社後は、モビリティ事業に従事し、航空機リース事業や船舶用新燃料分野の事業開発などに携わりました。現在はサステナビリティ経営推進部企画室にて、グループ全体のサステナビリティ経営の戦略を担っています。様々な経験を積んだ今、「世界を舞台にチャレンジしたい人には最適な環境」と話します。

どこまでも主体的に、自分を奮い立たせる挑戦

「国際的な舞台で仕事をするという点では、前職からあまり変わりはありません」と話す土肥さん。変わるのは、事業におけるその立ち位置です。前職では資金を融資するレンダーという立場で、プロジェクトに途中参画するのみ。もっと事業に直に関わり、「手触り感」を得たい――。そう思い、三井物産への転職を決めたといいます。
実際に入社してみると、「顧客との距離がすごく近く、どこまでも主体的な行動が求められる」という違いに気づいたといいます。世界中のネットワークから入ってくる多くの情報を基に、日々商機を探る。足を運んで顧客と接し、ニーズを汲み取っていく。三井物産ならではの価値をどう提供することができるのか――。「簡単ではない挑戦だけれど、自分を奮い立たせるものがある」と話します。
特にやりがいを感じるのは、考え抜いて作り上げた提案を喜んでもらい、次の取引に繋げることができた時。事業パートナーとしての価値を認めてもらった証拠です。
一方で、全てが新しい挑戦ではなく、前職の経験と知識が活かされる面もあると話します。
前職の金融機関では審査部に所属しながら、様々な業界や企業、プロジェクトの事業評価に携わってきた土肥さん。三井物産に入社後、最初に配属された機械・輸送システム本部で担当した航空機リース事業では、“キモ” となる航空会社の与信の評価で「(前職で培った)情報収集やリスク判断のスキルが活きた」と振り返ります。

航空機リース事業で新造機引き渡しの立ち会いで、担当弁護士や上司らと

事業をつくるだけではない、育てることの大切さ

航空機リース事業で土肥さんが従事していた業務は、航空会社向けにリースを組成し、アイルランドにある子会社で機材を保有している間、国内投資家や海外のリース会社向けに販売・管理を行うという内容でした。当時、既に事業モデルは確立されており、更なる拡大に向けた営業業務が中心だったといいます。
商社の醍醐味でもある事業開発に本格的に携わったのは、転職して6年目のこと。モビリティ第二本部の輸送機械第四部船舶事業開発室に異動し、船舶用新燃料を担当した時でした。

当初は事業開発について「漠然としたイメージしかなかった」という土肥さん。実際に取り組んでみると「相手方との交渉と並行しながら、何を成し遂げたいのかの『あり姿』を描き、戦略を策定すること。社内で納得感を醸成すること。どれもが想像していなかった難しさがありました」。事業化には至らなかったものの、次に活かせる経験に繋がったといいます。
こうした経験を通じて土肥さんは「事業をつくるだけではなく、立ち上げた後に事業管理をしてしっかりと事業を育てていくことも同じくらい大切」という気づきを得たと話します。

航空機リース事業を担当していた頃に出張した米ニューヨークで

一生懸命取り組んだ先に、豊かな経験が得られる

2023年、土肥さんはサステナビリティ経営推進部企画室に配属になりました。世界中で活動する三井物産が、持続可能な社会と経済成長の実現のために果たす役割と責任は大きいものがあります。グローバルでのサステナビリティ経営の牽引役として、 GHG(温室効果ガス) 排出削減や脱炭素ビジネス推進に向けた事業部との連携やこうした取り組みの社内外への発信に努めています。
土肥さんはコーポレート業務に従事してみて、「クリエイティブな一面があり、会社全体の戦略策定を担う面白味も感じている」とその新鮮さを語ります。また、これまでは「事業本部の営業職としてどうキャリアを描いていくか」という視点しかなかったため、自身のキャリアをもっと広い視点で捉えて考えるきっかけにもなったといいます。将来についても「こうした様々な業務経験が物事を決めていく上での判断基準にもなり、今後のキャリア開拓においても役立つと思う」と語ります。
最後に土肥さんは、キャリア入社を考えている人たちにこう呼びかけます。
「目の前のことに一生懸命に取り組むと、転職当初は想像していなかった豊かな経験を積むことができます。三井物産で取り組んでみたいことがあれば、是非挑戦してみてください」

※インタビュー動画は2018年9月に撮影されたものです。

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