MID-CAREER MONOLOGUE

  • 望月大史
  • DAISHI MOCHIZUKI
  • P.T.MITSUI INDONESIA Mobility Business Div.
    2011年キャリア入社
[前職] 自動車メーカー
三井物産

自分を起点に、
自動車づくりの常識を変え、
産業構造を変える。

日本企業の製品を世界に広めていく仕事がしたいと、新卒で国内の自動車メーカーに入社し、しばらく海外営業に携わりました。そちらで私はアフリカ市場を担当し、インドを拠点に現地へ四輪車を供給していくポジションで奮闘。その後、全社目線で業界を俯瞰しながら事業戦略の立案に関わる機会を得て、徐々に自動車産業の現状に変化の兆しを感じるようになりました。自動車という商材は技術の巣窟で、日系メーカーはしのぎを削って現在の立ち位置を獲得してきましたが、多くの場合、製品の技術優位性によって成長してきたのが実情。しかし、プロダクトの魅力を訴えるだけでなく、よりマーケット側、よりユーザー側から産業構造を変えていかなければ今後の発展はないと強く感じたのです。それが果たせる場として注目したのが、新事業への投資を果敢に繰り広げている総合商社。なかでも三井物産は、早くからEV(電気自動車)やシェアリングといった産業変化に着目し、業界を変えるというメッセージを社会に発信しており、個人的にも関心を持っていました。実際に社員の方にお会いしてみると、みなさん“We”ではなく“I”を主語に実現したいことを熱く語られていて、こうした環境なら私もやりたいことを訴えてチャレンジできそうだと、当社への転職を決意しました。

外国政府を動かして事業を創る。
転職後すぐにそんな機会が。

面接の際に「自動車を利用する側にフォーカスした事業を手がけたい」と訴え、入社後は希望通り自動車に関わる新事業を創出していく部署へと配属。そこでさまざまな事業投資案件に携わりましたが、なかでも私にとって最もインパクトがあったのが、ある国の政府が推進するEVシェアリングの入札案件。政府へのロビイング活動から関わり案件を具体化し、社外のパートナーを募ってプロジェクトを組成して入札に参加。非常にチャレンジングな仕事で、ビジネスパーソンとして一歩成長し、鍛えられた実感があります。悔しくもこの入札は落札できず「失敗」に終わったのですが、こうした案件を進める上で、社内の他部門と連携し、多くの専門家のアドバイスを聞きながら自ら案件をリードできる機会を頂いたことは、とてもエキサイティングで、そこで得た人脈を次の案件へつなげられる「場」があることは、三井物産ならではの醍醐味だと感じています。このプロジェクトを経験した後、今度はインドネシアをターゲットにしたビジネスに挑むことになりました。

自動車を使った新しい社会の
プラットフォーム構築に挑戦中。

インドネシアでの三井物産の歴史は長く、先輩方がパートナーと築き上げた「強い」事業が数多くあります。私は現在、その一つの事業を担当する一方で、自動車に関わる新規ビジネスの事業機会を探しています。首都ジャカルタは世界一渋滞が激しいといわれる街。経済成長と都市化の進展で人々の生活スタイルも変わりつつあり、ソフト・ハード両面で様々な変化に直面していて、そうした社会のニーズを“自動車”と“人”と“IT”をかけあわせて解決していく事業を企画し、現地パートナーにアプローチしている最中。現地企業のトップ層の方々と面談し、こちらの考えをぶつけて議論を繰り返すことは、三井物産にいるから出来る経験であり、まさにゼロからビジネスを創り上げている実感がある。いま取り組んでいるのは、いわばユーザー側から、自動車を使った社会の新しいプラットフォームを築こうというもの。その先に私が見据えているのは「自動車の定義を変える」ことです。技術優位性のある高付加価値な自動車を売り続けることは、もはやこれからの社会にフィットしない。ガソリン自動車が発明されて100年以上、ずっと形が変わらなかった自動車に何か新しい価値をもたらしたい。それを実現できるのはきっと、マーケット側にいる私たち。ぜひ自動車産業を大きく革新するような仕事をここで成し遂げたいですね。