MID-CAREER MONOLOGUE

  • 橋本真一郎ミヒャエル
  • SHINICHIRO MICHAEL HASHIMOTO
  • 鉄鋼製品本部 自動車部品事業部 車体部品事業室
    2013年キャリア入社
[前職] 自動車メーカー
三井物産

自動車のエンジニアから、
業界全体の力になりたいと三井物産へ。

私は幼い頃から自動車が好きで、大学では機械工学を専攻し、卒業後は国内の大手自動車メーカーにエンジニアとして就職しました。そちらでは品質保証・カスタマーサービスを手がけ、主に中南米エリアを担当して現地での不具合対応などに従事していましたが、当時、海外で生活していた両親が日本に戻ってくることになって、東京で一緒に暮らしたいと転職を考えるように。その候補として、以前から面白い会社だなと感じていたのが三井物産でした。前職でもつきあいがあり、チリやコロンビア、ペルーなどで三井物産が代理店を務めていて、社員の方々と接する機会もたくさんありました。30代半ばでCFOとして赴任している方もいらっしゃって驚かされましたし、また現場も非常にバイタリティがあり、みなさん裁量を持って自分で仕事を動かしていて、前職のメーカーとはまったく趣が違っていた。私はいまでも日本のクルマづくりが世界一だと思っていますが、海外でのカスタマーサービスに携わるうちに、マーケティングやセールスの力はまだまだ強化できると感じていました。三井物産ならきっと、日本の自動車業界全体をさらに発展させていく力になれる。そんな思いも抱いて当社を新たなキャリアの場として選んだのです。

「CFO人材養成プログラム」で
鍛えられ、
重大な投資案件を担うチームに参加。

入社後は鉄鋼製品本部特販貿易部に配属となり、最初の3年間は「電磁鋼板」の営業を担当。営業活動が私にとっては初めてのチャレンジでしたが、元エンジニアであることを強みにして、製品の技術的特性を理解し、三井物産が取り扱う国内鉄鋼メーカーの電磁鋼板を採用するメリットを論理的に構築して海外のお客様に提案。最終的に鉄鋼メーカーの担当者から「これまでの担当で君がいちばん頑張ってくれた」という評価の言葉をいただいた時はたいへん報われた思いでした。そしてその後、やはり自分の好きな自動車に関わりたいと考えていた私に、大きなチャンスが到来。鉄鋼製品本部内で、世界最大手の自動車プレス部品メーカーであるGestamp Automoción社(以下「GA社」)への出資が検討され、自動車メーカー出身の私に白羽の矢が立って投資部隊(鉄鋼製品事業部)に参加することになったのです。前職で得た知見をもとに、半年ほどかけて同社の技術優位性等を調査して投資の意思決定に貢献。ここでは入社後に受講した「CFO人材養成プログラム」も大いに役立ちました。2年間に及ぶプログラムで、財務分析、証券分析、企業分析などの手法を学び、米国ペンシルベニア大学ウォートン校にも赴いて授業を受講。業務と並行しての研修で大変でしたが、財務的な観点から企業経営を理解できる力がつき、それは私のキャリアにとっても大きなプラスになりました。

三井物産の総合力を実感。
常に刺激をもらえる環境です。

そして出資完了後、現在はGA社の経営支援にあたっています。日本の素材メーカーとGA社のR&Dとの共同開発を推進したり、あるいはGA社が新たな市場に進出する際のサポートを行ったりと、手がける領域はきわめて広範。先日、GA社が日本に初めて工場を建設することを発表しましたが、そのプロジェクトにも深く関わり、工場用地の選定から工場の設計、建築の手配までを三井物産関係会社の協力を得ながらリードしました。その際、たとえば工場に生産ロボットを導入したいと考えれば、社内でそうした製品を扱う部署とすぐに連携できるなど、三井物産の総合力をあらためて実感。しかも、他部署に何か相談すればとことんまで議論につきあってくれますし、工場建設のリリースを出した直後など、社内のいろいろな部門から「こんなニーズはないか」というビジネスのオファーが続々と寄せられ、まさにダイナミズムの塊のような会社でとても刺激的です。三井物産に入社してから、新しいことに次々とチャレンジできる機会を与えてもらって、事業そのものを動かせる力がついてきた感覚があります。今後も自動車に私のキャリアを捧げ、日本の優れた自動車技術を世界に向けて発信していく、そんな役割をぜひ担いたいと思っています。